俺、会社を辞めてセミリタイアするんだ!
えっ?いきなり何言ってんの?!
あなたが唐突に「会社を辞めてセミリタイアするんだ」と言ったら、家族はどんな反応をするでしょう。
驚いたり、不安に思ったり、もしかしたら怒るかもしれませんね。。
将来セミリタイアしたいなら、あらかじめ計画を立て、家族が理解・納得するよう導くのが大切です。
理解・納得してもらった上で、家族の協力を得ながらセミリタイアに向けた取り組みをするのが最も効率的です。
すでに資産運用や副業がある程度順調な人なら、今すぐにでも説明がつきやすいでしょう。
一方、資産運用や副業をこれから本格化する人なら、将来の構想として家族に理解してもらってください。
では、今回は家族の協力を得てセミリタイア準備を効率的に進めることについて解説します。
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セミリタイアへの憧れは小出しにしておく
急にかしこまってセミリタイアやFIREの話を持ちだすと、免疫のない人は驚いてしまいます。
家族に対しては、日頃からセミリタイアへの憧れを小出しに話しておきましょう。
たとえば、、
いま、FIRE(経済的自立&早期リタイア)が流行ってるんだって
とか、
会社に頼らず自分ビジネスを成功させられるなんていいと思わない?
そんな風に、普段の雑談の中でさりげなく話しておくと、家族の反応も同時に感じ取れるでしょう。
家族の反応が悪くなければ、次項で作る家計のシミュレーションをきっかけに本格的に切り出してみるのです。
セミリタイアの計画を説明する
将来セミリタイアしたいなら、あらかじめ計画を立て、家族が納得するよう導くのが大切です。
家族に説明する計画とは、将来にわたる家計のシミュレーションです。
具体的には、現役時代~年金受給年代までの長期にわたり、家計がどんな収支になって総資産がどうなるか年単位でシミュレーションするものです。
当然、家計が困窮しない・破綻しないなど、余裕をみながらシミュレーションし、家族に安心してもらえる計画づくりが大切です。
シミュレーションに際しては、ひとまず今の家計の支出を把握して計算に使います。
一旦は今の支出を把握しますが、家族の協力を得る段階になったら、支出の最適化を図って支出を最適化するべきでしょう。
この最適化後の支出をつかって、徐々にシミュレーションの精度を上げてゆくことを忘れずにしてください。
家族の理解を得て協力をあおぐ
家族にセミリタイア志望と計画を理解してもらったら、次は目標に向けて協力をあおぐ段階です。
具体的には下記の協力をお願いするのが、セミリタイアの準備に有効でしょう。
家族への協力お願いの例
・支出を抑えるため協力をあおぐ
・資産運用することを理解してもらう
・見えない支出を一緒に想定する
・副業に集中できるよう協力をあおぐ
支出を抑え、自由なお金を生み出して資産運用にまわすことで、単なる貯蓄より効率的な資産形成が見込めます。
支出を見直し最適化する作業は、大きい支出から細かいものまで種類も多く、それなりに手間もかかるでしょう。
家族の協力を得ながら、複数人の目で支出の最適化を行えば、その作業効率はよくなるはずです。
また、将来にわたる家計シミュレーションでは、家族の知恵も借りて、自分の想定外の臨時支出などの可能性も考えてもらいましょう。
たとえば、自宅の大規模改修(外壁塗装など)がいつか必要になるなど、大きく費用がかかるものが出てくるかもしれません。
そうであれば、追加の支出として家計シミュレーションを再考してみるべきです。
家族へのインセンティブを付ける
ある程度、家族がセミリタイアを理解してくれても、どうしても不安は残るかもしれません。
せっかくのセミリタイアですから、家族へのインセンティブも付けてみましょう。
例えば下記のようなものです。
家族へのインセンティブの例
①平日におトクな料金で旅行にいける
②家庭に入り込んできた"会社"を排除できる
③仮にセミリタイアできなくても資産形成はできる
①今まで使えなかった平日を活用し、コスパよく旅行に行ければ、家計にもやさしく家族も楽しめます。
②昨今のテレワークにより自宅まで仕事場にされてしまっていますが、せまい家で不自由だったことも無くなります。
③仮にセミリタイアできなくても、セミリタイア準備を試みたことで資産形成が進み、経済的に豊かになる。
この他にも、家族の家事負担を減らしたり、一緒の時間を楽しめるなど、家族へのインセンティブは多数です。
上記のようなメリットを家族に感じてもらえれば、より協力を得られる可能性が高まります。
セミリタイアは家族の協力なくして達成できない
本記事では「家族の協力を得てセミリタイア準備を効率的に進める」について解説してきました。
しっかりシミュレーションを行い、無理のない計画で、家族が納得・理解できるようにするのが大事です。
納得・理解してもらった上で、セミリタイアに向けて家族の協力を得られれば、自分一人より効率的となります。
一方で、資産運用や副業にも取り組みながら、1歩づつセミリタイアに近付いて行きましょう。
以上