セミリタイアに向けたハードルクリアするには、生活コストを下げることがとても有効です。
生活コストを下げると『自由なお金』を生み出します。
この『自由なお金』は、消費や浪費にはつかわず、必ず資産形成にまわします。
できるだけ多く資産を育てられれば、セミリタイアのハードルが下がります。
また、低コスト生活ができる体質になれば、セミリタイア後もコンパクトな家計で暮らせるメリットもあります。
今回は、誰でもカンタンに取り組める、生活コストを下げる方法について解説します。
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生活コストを下げ『自由なお金』を生み出すとは?
冒頭で書いた『自由なお金』を生み出すとは、簡単にあらわすと下記になります。
収入-生活コスト=『自由なお金』
つまり、収入から生活コストを引き算して残ったものを『自由なお金』と呼びます。
収入を増やすのは、なかなかの難敵です。
でも、生活コストを下げることは、誰にでもスグ始められるのがよい点です。
『自由なお金』を生み出す材料は、あらゆる生活コストの中に隠れています。
生活コストを下げる”種”を上手に探してみましょう。
『自由なお金』は資産形成にまわそう。
生活コストを下げて『自由なお金』を作り出したとしても、消費や浪費につかわないよう注意が必要です。
『自由なお金』を消費や浪費に使う例
・よくわからないまま消費に使う
・安いからと必要性の低いモノを買う
・まだ使える家具・車を頻繁に買替え
・宝くじを買い一攫千金をねらう
・人に自慢するためのモノを買う
せっかく作った『自由なお金』は、消費や浪費ではなく、自由なセミリタイア生活のために資産形成にまわしましょう。
さて、『自由なお金』をなくさないための一例として、給与口座からネット銀行への自動振替えの方法があります。
この自動振替えとは、普段使いの給与振り込み口座から、毎月自動で一定額を住信SBIネット銀行に振替えしてくれるサービスです。
生活コスト分は給与口座に残し、『自由なお金』は自動でネット銀行に入れ、そこから貯蓄と投資にまわすという方法になります。
このように、機械的に『自由なお金』を手の付けづらいところに移動させると、余計な消費や浪費を防ぐことができます。
生活コストを下げる具体例
生活コストを下げる方法として、よく見かけるのは下記のようなものではないでしょうか?
よく見る生活コスト削減
・食費や日用品費を抑える
・住居費・家賃を抑える
・格安スマホに切替える
・不要な保険を解約する
いろいろなメディアで生活コストを下げる方法がたくさん発信されています。
王道の節約方法は他のメディアさんにお任せして、ここではそれ以外のアイディアや体験談を紹介したいと思います。
自動販売機を利用しない
僕は、以前は会社の自動販売機のヘビーユーザーでした。
残業も多かったので、1日に何度も自動販売機にお世話になる日々だったのです。
100円のコーヒーやジュースを1日平均で5杯も買っていたため、月に1万円、年間で12万円かかっていました。
自動販売機を使いすぎの例
コーヒー等:100円×5杯/日×20日 = 10,000円/月
10,000円/月 × 12ヶ月 = 120,000円/年
そこで改善として、自宅から持参する水筒とインスタントコーヒーに切り替え、支出を抑えました。
スタッドレスタイヤをやめた
車通勤のためにスタッドレスタイヤを2~3年に1回、5~6万円で買い替えていましたが、これを公共交通機関(バス)の利用に切替えました。
僕は年に3~4回の雪が降る場所に住んでいます。
まわりの皆がスタッドレスタイヤなのは、、
皆はなぜスタッドレスタイヤ?
・そもそも車通勤が普通だから
・車は暖かく楽に会社に行ける
・周りが皆スタッドレスタイヤ
しかし、よく考えると地方都市とはいえバスの便はそれなりにあって、時間さえ合わせれば十分に通勤ができます。
場合によっては、その時だけチェーンを装着したタクシーを使う手もあります。
雪の日は遅参する人も結構いますし、結局は遅れてもどうにかなったのです。
固定観念にとらわれず、高い出費を抑えることができました。
投資でポイントをもらう
『自由なお金』は資産形成にまわしますが、そこで資産運用として投資信託を積み立てる際に、ポイントがもらえるサービスを利用します。
具体的には、「SBI証券で投資しTポイントをもらう」と「楽天証券で投資し楽天ポイントをもらう」の2種類です。
SBI証券、楽天証券ともに、投資信託や株式に投資した分に応じて、ポイントを獲得できます。
投資でもらったポイントは日常の買い物に使うことで、間接的ですが支出を抑える効果となってきます。
生活コストを下げるときの注意点
生活コストを下げるときの注意点として、3つほど注意点があります。
生活コスト低減時の注意点
①貧乏くさいと思わない
②ストレスを感じない程度にする
③家族にも協力してもらう
① 自分の取り組みを貧乏くさいと思わない
1つ目は、自分の取り組んでいる生活コストの低減を「なんだか貧乏くさい。。」と思わないようにしましょう。
そんなときは、「この取り組みはセミリタイアを達成するための取り組み」ということを思い出してください。
感情でセミリタイア準備がブレると時間がもったいない!
『自由なお金』を作り出し資産形成する目的の前では、自分がどう思うか・・・は、邪魔な感情ですので、そういった感情は振り払いましょう。
② ストレスを感じない程度にする
2つ目は、生活コストを下げるときに、ストレスを感じてしまうなら、もしかしたら取り組みが急すぎたのかもしれません。
一旦、少し生活コストを下げる取り組みを緩め、慣れてきてから改めて取り組むようにして、挫折しないよう気をつけましょう。
③ 生活コスト低減は家族にも協力してもらう
3つ目は、生活コストを下げるには家族の協力も大切です。
この取り組みの意味をしっかり理解してもらわないと、ただ「ケチケチ生活に付き合わされている・・・」と思われてしまうかもしれません。
そう思われないために、セミリタイアを目指す方向性を家族と共有しなければなりません。
家族の協力をもらうポイントは下記リンク先の記事でも解説しています。
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生活コストを下げセミリタイアのハードルを下げよう
ここまで、生活コストを下げればセミリタイアのハードルも下がるというテーマで解説してきました。
生活コストを下げて『自由なお金』を生み出し、必ず資産形成にまわせば、徐々にセミリタイア資金は増えてゆきます。
それに、現役時代から身に付く低コスト生活ができる体質は、セミリタイア後や年金受給の世代になっても家計にとって役立つメリットとなります。
生活コストを下げる方法は、皆さんの生活それぞれで工夫ポイントが違ってきます。
上手に工夫ポイントを見つけて、あなたの資産形成が進むことを願っています。
以上