セミリタイアしたいけど家族に反対されそう。。
説得するためには何に気をつければいいの?
そんな悩みを解決します。
なんの計画もなくセミリタイアしたいと切り出せば、おそらく家族は反対してくるでしょう。
本当にセミリタイアしたいなら、家族が困まらないよう、今後の生活設計などしっかり説明することが必要です。
そこで今回はセミリタイアをしたいとき「家族を説得するためのポイント5選」を解説します。
本記事を参考に、セミリタイアしても大丈夫ということを家族に理解してもらえば、その後の生活もスムーズになります。
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セミリタイア「家族を説得するためのポイント」5選
セミリタイア「家族を説得するためのポイント」5選
説得するためのポイント ①セミリタイアへの真剣な想いを伝える
説得するためのポイント ②セミリタイア後の収入計画を説明する
説得するためのポイント ③支出の最適化&協力をお願いする
説得するためのポイント ④社会的信用が低くなるが回避策も伝える
説得するためのポイント ⑤セミリタイア失敗時はフルで働く意思を表示
では、上記ポイントをそれぞれ解説しますね。
説得するためのポイント ①セミリタイアへの真剣な想いを伝える
まず、セミリタイアに踏み切る明確な理由があれば納得してもらいやすいでしょう。
たとえば、「自分の〇〇ビジネスに没頭したい」「必要最低限だけ労働して、その他は趣味を充実させる」など大きな目標を軸に、なぜそう思ったのか?、どんなストーリーで目標に向かってゆくのか、熱意をもって説明してみましょう。
また補足として、たとえば今の仕事の負荷が重かったり、情熱が持てない・・・など、自己実現の妨げになっていることも、セミリタイアを希望する背景として付け加えると効果的です。
説得するためのポイント ②セミリタイア後の収入計画を説明する
家族が一番気になるのは、セミリタイア後の収入がどうなるか?ということです。
その不安を解消するため、セミリタイア後の収入の見通しを説明するのは必須ですね。
また、長期的に家計がどうなるか、現在の資産と今後の生活収支をシミュレーションしたEXCELをまとめ、内容をみてもらい納得してもらいましょう。
説得するためのポイント ③支出の最適化と協力をお願いする
セミリタイア生活においては、必要以上にお金を使うことは大敵です。
なので、支出の最適化をおこなう必要性も、家族に理解してもらうことをおすすめします。
支出の最適化は、自分だけでなく家族の協力も必要になるので、年金受給前~受給開始後のすべての期間で「支出の最適化は家計にとって大きなメリットがある」ことをアピールしましょう。
また、一部資産を取り崩しながらのセミリタイア生活となる場合は、余裕を持った資産取り崩しが必要です。
突発的に大きな支出が発生するか、家族の知恵も借りれば、より良い検討となります。
説得するためのポイント ④社会的信用が低くなるが回避策も伝える
セミリタイアすると社会的な信用が低下します。
たとえば、、
社会的信用低下によるデメリット例
・クレジットカードが作れない
・住宅ローンなど融資が組めない
・転居時に賃貸物件が借りずらい
上記のように、サラリーマンの属性を失うと社会的信用が低下し、思わぬところで制約がおこるときがあります。
セミリタイアの前に、自前の住居を確保する・年会費無料で利便性の高いクレジットカードを手にいれておくなど、回避策をとっておきましょう。
説得するためのポイント ⑤セミリタイア失敗時はフルで働く意思を表示
もし、何らかの問題でセミリタイアが失敗した場合、ふたたびフルで働く覚悟を家族に告げておきましょう。
「言われるまでもなく失敗したら再就職するよ!」という声も聞こえてきそうですが、きちんと家族に伝えておけば安心してもらえるでしょう。
なお、中高年以上は再就職が厳しいこのご時世です。
できれば、通常の預金と分けて生活防衛資金(※)を2年分くらい準備しておき、その間に再就職先を探しましょう。
(※)生活防衛資金・・・無収入でも、一定期間は生活に困らないよう準備しておく資金
セミリタイア説得時の家族へのインセンティブ3選
前項のように、家族へセミリタイアしても大丈夫な理由を説明しても、どうしても不安はつきまといます。
そんなとき、家族にもメリットやインセンティブを感じてもらい、不安をやわらげてあげたいところです。
①平日にコスパのよい旅行にいける
週末や連休を避け、料金の安い平日に旅行に行けることもメリットといえます。
せっかく、忙しい生活からセミリタイアをしたことですし、時間的な余裕もふえたのですから、低コストで旅行にいくことも悪くはありません。
また、旅行に以外でも、色々なことで混雑を避けて行動できることもアピールポイントです。
②時間の余裕を使い家庭生活に貢献する
セミリタイアで時間的な余裕が生まれたら、いままでできなかった分の家事を請け負って、家族の負担を減らすことも喜ばれます。
僕の場合だと、約8割くらいは家事を請け負い貢献しています。
③家計の見通し・支出の最適化で老後不安が緩和される
記事の前半で、セミリタイアを目指すときに、将来にわたっての家計シミュレーションを紹介しました。
年金2,000万円問題などは大まかすぎて参考になりませんが、自分たちの直近の家計、年金受給前~受給開始後の家計まで見渡す機会ができたのです。
セミリタイアを機に「この計画で何とかなる、だからセミリタイアもOK」という結論を出せたとしたら、非常に素晴らしいシミュレーションだったと言えるはずです。
セミリタイアを目指すことを家族と共有することは大切
あなたがセミリタイアを希望したことで、家族も今まで見えなかったものが見えてきます。
セミリタイアの準備期間から、セミリタイア後まで、目指したい自分・稼ぐ力・支出の最適化など、たくさんの工夫を家族と共有できれば、縛られない生き方だけでなく人生で得るものは大きいはずです。
安定した家計を維持できるよう、家族の協力も得ながらしっかりとしたセミリタイア計画を立てることが大切です。
以上