いきなりですが、『悠々自適なセミリタイア』は存在しません。
「言われてみれば、会社を辞めてからも働く「セミリタイア」だと、悠々自適ではないかも?!どうなんだろう?
『悠々自適』と『セミリタイア』という言葉は、実はアンマッチの関係で、退職前に想像する”遊んで暮らせる”ような『悠々自適なセミリタイア』は存在しないのです。
ただ、選択しだいで『悠々自適なセミリタイア』に近付く働き方はあります。
具体的には、『雇われない働き方』が最も有力です。
一方で『雇われる働き方』でも、プレッシャーを感じずらい選択をすれば『悠々自適なセミリタイア』に近付く可能性はあります。
どちらの稼ぎ方も向き不向きがあるので、できるだけ早く自分に合った副業を見つけ出し、伸ばし続けることが大切です。
本記事では、『悠々自適なセミリタイア』は存在しないが、『”準”悠々自適なセミリタイア』なら目指せることについて解説します。
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そもそも『悠々自適』と『セミリタイア』の意味と定義は?
悠々自適とは
まず、「悠々自適」には以下のような意味があります。
【悠々自適】(ゆうゆうじてき)
出典:Weblio辞書
「俗事に煩わされることなく自分の好きなように安らかに暮らすことなどを意味する表現」
つまり「世間の面倒なことにはかかわらず、自分が思うとおりの暮らしをする」という意味です。
セミリタイアとは
【セミリタイア】
出典:M&A総研
「貯金や資産を貯め、仕事を定年退職する前に退職をして、自分の時間や生活を楽しみながら仕事でも収入を得ること」
つまり、「定年前に会社を辞め、現役時代に築いた資産を取り崩しながら、何らかの仕事をしつつ自分時間を楽しんだり充実させて生活すること」、ということになります。
セミリタイアは労働がセット
セミリタイアは完全リタイアと異なり、労働することがセットです。
セミリタイア後に新たに始めた仕事が、現役時代と変わらない責任や負荷がかかっては、単なる「転職」になってしまいますよね。
意識したいのは「責任や負荷が軽く少量な労働」、これこそセミリタイアに適した労働といえるでしょう。
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『悠々自適』なセミリタイアは存在しない
前項で言葉の定義をみてきましたが、『セミリタイア』と、世の雑多にとらわれず安らかに暮らす『悠々自適』は相反するものです。
つまり、『悠々自適なセミリタイア』というものは存在しないのです。
ただ、『悠々自適なセミリタイア』はまったく望めないわけではなく、働き方の選択によっては『”準”悠々自適なセミリタイア』なら目指せるのです。
負荷の少ない働き方なら『”準”悠々自適なセミリタイア』を目指せる!
そして、『”準”悠々自適なセミリタイア』を目指すとき、次項で解説する『雇われない働き方』が最も適しているのです。
セミリタイアは『雇われない働き方』がベスト
『悠々自適なセミリタイア』には、『雇われない働き方』がベストチョイスです。
そんな『雇われない働き方』、思いつくところで一覧にしてみます。
『雇われない働き方』の例
『雇われない働き方』の例
・ブログ運営
・不動産賃貸業
・物販ビジネス
・スキルを売る
・Youtubeチャンネル運営
・その他SNS運営など
よく、不動産賃貸業やブログなどは”不労所得”といわれることがあります。
しかしこれらの働き方は、しっかりと力を入れて運営しないと稼げない「立派なビジネス」として捉えておくべきです。
いわば、自分がそのビジネスの”社長”になるともいえます。(←概念的な話であって、法人を立ち上げろというわけではありません。。)
誰かに指図をされず・自分が決定し・そのビジネスの施策を打ってゆく、そういうものが雇われない働き方なのです。
当然、自分が全責任を負って取り組むものなので、他人まかせにはできません。
セミリタイアを目指す理由の一つとして、会社に縛られたくないという意見をよく目にします。
会社に縛られたくないという面では、上記した『雇われない働き方』の"ビジネス"が適しているでしょう。
『雇われる働き方』も選択しだいで有用
会社ほどではありませんが、一定程度は縛られる『雇われる働き方』もセミリタイアでは選択肢の一つです。
いわゆる、受注をし仕事をもらうことや、一般的なアルバイトなどです。
『悠々自適なセミリタイア』から少しだけ離れますが、稼ぐという面では取り組みやすい労働です。
『雇われる働き方』の例
・Webライター
・プログラマー
・Webデザイン
・データ入力
・翻訳
・アルバイト
上記はいずれも、発注者や雇い主が存在するものです。
この場合、会社ほどではないものの、発注者や雇い主から一定程度のプレッシャーを感じることは避けられません。
発注者がいる仕事におけるプレッシャー
・発注者への気配りや配慮
・納期の縛りがある
・成果次第で信用を失う
プレッシャーはあっても、会社時代より責任や負荷を感じにくいなら、セミリタイア生活の収入源として有力な働き方でしょう。
『悠々自適なセミリタイア』は存在しないが『”準”悠々自適』なら目指せる
ここまで解説してきましたが、『悠々自適』と『セミリタイア』という言葉はアンマッチであり、『悠々自適なセミリタイア』は存在しません。
なので、退職前に想像したような、遊んで暮らせるセミリタイアというのは思い違いといえます。
そんな中でも、自分主導で”ビジネス”として取り組む、ブログ運営や不動産賃貸業などは、他者からのプレッシャーが無いところが『”準”悠々自適』に近付く最も適した働き方でしょう。
但し、相手あっての”ビジネス”なので、自己責任は伴うので注意が必要です。
一方で、セミリタイア生活で収入を得るときの『雇われる働き方』も、会社時代ほどのプレッシャーを感じなければ『”準”悠々自適なセミリタイア』に適しています。
できるだけ早く、自分に合った副業を見つけ出して経験値を上げてゆくことで、『”準”悠々自適なセミリタイア』を目指せるので、色々なビジネスにトライしてみることが大切です。
以上